「入院する」となると本人だけでなく、家族も大変です。ですが、介護の助けになる入院もあります。「レスパイト入院」です。
入院は、病気の治療や検査をするのが一般的です。ですが、レスパイト入院は医学的な必要がなくても短期間病院で世話をしてくれます。今回は、そんなレスパイト入院をご紹介します。
レスパイト入院ってなに?
「レスパイト」の意味は「ちょっと休憩」です。つまり、レスパイト入院は在宅で介護する人を休ませることが目的です。
介護が必要な高齢者を、一時的に病院で預かってくれます。介護をする人の用事や気分転換などでにも利用できます。
ショートステイと似てますが、宿泊先が施設ではなく病院のベッドです。ショートステイ以外の選択肢の一つとして、注目されています。
在宅介護をしていると、気づかないうちに疲れがたまり、身体的にも精神的にも限界になることがあります。そのために、短期間入院してもらうのです。
もちろん、介護者の急な事情にも対応してくれます。
メリット
なんと言っても、医療施設ですから安心です。
ショートステイでは受け入れてくれない方の受け入れもあったりします。重病があっても、難病を抱えていても任せられます。もちろん急変にも適切な対応をしてくれます。
また、検査もしてくれます。
ショートステイよりも安価な場合もあります。
デメリット
リハビリやレクリエーションなどの介護サービスは期待できません。当然ながら、治療を優先する病院ですから。
健康でショートステイに受け入れられそうな人は、後回しにされることもあります。
もちろんですが、ベッドに空きがないと利用できません。また、どの病院でも行っているものではありません。
流れ
レスパイト入院を希望されるなら、ケアマネージャーだけでなく主治医(訪問医)に相談するのがおすすめです。病院への紹介が必要だからです。
利用のしばりは各病院によって異なります。ただし、現状では厳密なルールはありません。おおむね期間は2週間までです。短期間で退院する必要があります。
費用
レスバイト入院では、介護保険ではなく医療保険を利用することができます。
医療保険を利用するため、入院と似た料金です。
ちなみに、病院は週末の会計を嫌がります。平日にチェックアウトするのがおすすめです。
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