駅や公共施設で、段差解消機をみたことありませんか? 実はアレ、自宅にも簡単に取り付けられます。操作もシンプル。介護保険を使ってレンタルすれば驚きの価格です。
段差解消機を動かすと、文字通り世界が広がります。我が家につけることになった段差解消機をご紹介します。
置くために、まず何をする?
段差解消機を置くには、まずケアマネジャーに相談します。ケアマネジャーさんが福祉用具屋さんを紹介してくれます。福祉用具屋さんと、実際に家をみながら検討します。
あとは福祉用具屋さんに任せればいいのですが、具体的には以下のことを考慮します。
車イスごと動かす場合は、スペースの確保が必要です。忘れがちですが、近くに電源も。そのうえで、水平の硬い床はありますか?
いくらするの?
一般的な段差解消機のレンタルなら、月に2千円ほどです(介護保険を使えば)。
設置にかかる費用も含まれます。もちろん撤去するのも込みです。工事は、すえ置きタイプで、2時間から半日といったところです。
電気代は、月に数円です。私も毎日使っています(2回)が、電気代はほぼ変わりません。
電気配線の工事をする心配もありません。一般的なコンセントがあればOKです。
ただし、段差解消機には種類があります。動かす方法も、電動式と油圧式、手動式などあります。(私は電動式を使っています)
すえ置きタイプなら、工事する必要もなく、建築基準法など心配しなくても大丈夫です。
メリットとデメリット
段差解消機があれば、介護者の負担を軽減できます。それだけでなく、移動できる範囲を広げ、気分転換にも生き甲斐にも繋がります。
場所がないからと諦めることはありません。オーダーメイドが可能です。屋根がなく、雨ざらしになっても大丈夫なタイプもあります。
ただ、デメリットというほどではありませんが、場所を確保するのが大変かもしれません(片付けが)。
他の家族がいる場合、踏み台が必要になります。車イスで移動する際は、踏み台を置く場所も確保しなくてはなりません。
業者による定期点検が必要です。年に一度のことですが、来てもらう手間がかかります。
小さな子どもがいると、簡単に動かせたのでは危険です。電源をいれる鍵があるものを選ぶと安心です。
こんなのもある
すえ置きタイプの説明をしてきましたが、固定設置(ピット埋込型)もできます。行き先が高い場所の場合、固定するのが原則です。2メートル以上の高さに対応することもできます。
また、オプションで手すりや柵を付けるなどもできます。
災害をイメージする
停電してもどこまで動くか、チェックが必要です。「停電しても下降のみできます」と表示のあるものがあります。本当にそれで大丈夫ですか? 価格だけでなく、災害時をイメージしてレンタルすることをおすすめします。
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